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畳の豆知識~お手入れについて~

目次

普段のお手入れ方法

1.畳は、ぬれた雑巾は苦手です

にじむような余計な水分はカビの原因になってしまいます。

2.お手入れの基本は「掃除機+乾拭き」

掃除機などは特に、畳の目に沿ってかけないと畳が傷むので気をつけましょう。乾拭きには市販の不織布モップが便利です。

3.米ぬかでさらにきれいに

掃除機をかけた後、木綿布にくるんだ米ぬかで撫でてください。米ぬかの油がしみ込み、ツヤが出て汚れにくくなり、年月が経ってもささくれにくい美しい畳に仕上がります。

4.さらにお茶殻もおすすめ

お茶殻を畳の上にまきちらし、ほうきでやさしく掃くことでほこりが舞い上がりにくくツヤが出てきます。料理屋さんや一般家庭で行っていた知恵です。

畳干しの方法

1.畳干しは布団干しに似ています

干さなければ干さずに済みますが、干せば最高に気持ちよくご使用いただけます。

2.畳を起こして風通しを良く

畳を起こすには、マイナスドライバーを畳の隙間に入れると持ち上がります。空き缶をつっかえ棒にして窓を開けておくだけでも、十分に畳の下にこもっていた湿気がなくなり、畳が長持ちします。

模様替えに気になる、家具の痕

部屋の模様替えをした際に、家具の痕が気になって移動するのを諦めた事はありませんか?
この痕、ちょっとした手間で簡単に直ります。
畳にデコボコが出来た場合は、タオルとアイロンを使います。固く絞ったタオルを被せ、上からスチームモードでアイロンをかけると元に近い状態まで復元できます。是非、試してみてください。

畳のシミ抜き、汚れ落とし

液体のシミ抜き(コーヒー、お茶、ジュース、醤油など)

こぼしたら、しみ込まないうちにタオルやペーパーなどで吸い取り、食塩をかけてください。
食塩が湿ってきたら、使用済みの歯ブラシなどで畳の目に沿ってこすり、その痕に掃除機をかけます。畳に色がしみ付いている場合は、漂白剤をつけて擦った後に、固く絞った布で拭き取ります。
その後、水拭き・乾拭きを十分に行ってください。

ガムの汚れ

シンナーかベンジンを布に浸して拭き取ってください。
畳の目に詰まっているときは、布の上からアイロンをあてて取り除いてください。

灯油の汚れ

布にアルコールを付けて拭き取り、十分に乾拭きをしてください。

水溶性インクなどの汚れ

ペーパーなどで吸い取り、牛乳を布に浸して拭き取ってください。その後十分に、水拭き・乾拭きを繰り返してください。

クレヨン・化粧品などの汚れ

住まいの洗剤を使用済みの歯ブラシに付けて、畳の目に沿ってこすり落としてください。その後、水拭き・乾拭きを丁寧にしてください。

ダニを発生させない方法

ダニが出る原因

ダニが発生する原因は、温度と湿度がそれぞれ高くなることです。畳だから発生するというものではありません。
住宅の気密化は、畳の温度調節機能を阻害し、吸湿した畳床の湿度を上げ、ダニやカビの発生を促します。解決方法としては、その生息環境を作らないことです。

解決策 その1.換気をこまめに行う

・天気の良い時に窓を開ける。畳干しをする。
・エアコンのドライをかけ、除湿をする。
・畳の上にじゅうたんを敷かない(畳の吸湿機能を低下させます)。

解決策 その2.埃がたまらないようにする

・こまめに掃除機をかける。
・乾拭き掃除をする。
・畳の上にじゅうたんを敷かない(埃がたまりやすくなってしまいます)。

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